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健康ワンポイントアドバイス
受動喫煙と分煙
 他人のたばこの煙により、吸わない人も「受動喫煙」という健康被害を受けることは皆さんご存知ですね。でも、分煙であっても防ぐのが難しいことは知っていますか?
完全な分煙は可能?
 そもそもたばこの煙には、燃えかすなどのちりと、たくさんの有害物質を含んだ気体成分が含まれます。空気清浄機は、ちりは処理できますが気体成分は素通りします。禁煙席は室内で席を分けているだけであり、ちりや気体成分も漂ってきます。それでは喫煙ルームはどうでしょうか。煙を吸入する装置もあり、いかにも分煙できそうですが、ドアの開閉とともに、外へ煙が流れていきます。
 これは、屋外やベランダでの喫煙も同様です。しかも集合住宅のベランダでの喫煙は、自分の部屋だけでなく周囲の部屋の中まで煙が入り込みます。また、建物のすぐ外での喫煙も、風向きによって窓のすき間や換気口から室内に入り込みます。喫煙者の吐く息からのたばこの臭いも簡単には消えません。
 日本も批准しているWHO(世界保健機関)のたばこ規制枠組条約で建物内完全禁煙化への措置を求めているように、WHOも禁煙の効果を認めています。
禁煙を始めてみませんか
 上記のように、完全な分煙は難しく、わずかの受動喫煙でも健康被害は起こります。禁煙は自分自身だけでなく、他人や友人、大切な家族への思いやりです。しかし、喫煙者はニコチンへの依存性があり、簡単には止められません。
喫煙者が禁煙したいという気持が持てるように優しくサポートしましょう。
 なお、薬を使った禁煙治療は、一定の条件を満たせば保険診療で受けられます。禁煙外来のある医療機関でご相談ください。費用の3割が自己負担となりますが、治療が終わるまでの自己負担額は、2万円を下回ります。今後のたばこ代を考えれば、決して高くはない額です。ぜひ、考えてみてください。
2013年5月1日発行 第1685号