トップページ > 江戸川区医師会のご案内 > 会長の挨拶
会長の挨拶

 


   平成30年6月16日、私は江戸川区医師会会長に就任いたしました。
江戸川区医師会は、昭和22年12月8日に設立され、約70年、地域医療、
地域福祉の担い手として、区民の健康増進・介護予防など幅広い活動を行なってまいりました。
団塊の世代が75歳を迎える2025年に向けて高齢者人口は急増し、在宅医療・介護連携を中心とした地域包括ケアシステムの積極的な推進の重要性が益々高まっております。そのような時代背景のなか、江戸川区医師会では多岐に亘る事業をその時々の要請に応じ適切に実施しております。 その特徴は行政と緊密な連携を図り、予防医学を軸としてかかりつけ医や関連団体とも協力し、各種事業を推進しているところです。
江戸川区医師会は、平成24年4月1日に法人制度改革に伴い、名称を一般社団法人江戸川区医師会と変更いたしました。 定款の定めるところで、医道の高揚、医学医術の研鑽、公衆衛生の普及・向上を旨とし、正しい医療を通じて地域住民の健康と社会福祉の増進を図ることを目的とした、非営利の社団法人です。
現在、会員数は541名、病院・診療所は合わせて342ヶ所で、進めている特徴ある事業について幾つかお示しいたします。

 

地域医療支援センターの開設について
  建物の老朽化が激しかった看護高等専修学校と、江戸川区の北寄りにある医師会館に併設されている夜間・休日急病診療所を江戸川区の中心地に移転させるため、平成17年から看護学校のあり方検討委員会等を設置するなど、その実現に向けての取組みを進めてまいりました。用地の確保など困難な課題は沢山ありましたが、平成26年2月末に地域医療支援センターとして、現在の西瑞江5丁目に竣工することができました。
1階に休日・夜間急病診療所と合わせて地域包括支援センター・訪問看護ステーションを配置し、平成26年5月に開設しました。また、2階から4階に看護専門学校を設置し、平成27年4月に開校させ、地域医療支援センターを完成させました。

 

夜間・休日急病診療所について
  昭和48年から始まりました、夜間急病診療所ですが 昭和63年からは、それまで21時から24時の準夜帯に加え、24時から翌朝6時までの深夜帯も実施するようになり、年間365日休まずに実施しております。
休日における急病対策においても、日曜日、祝・祭日、年末年始の午前9時から午後5時までの間で、江戸川区医師会の会員の協力を得て実施しております。 これらの事業は、一次救急として重要な事業で、江戸川区医師会会員が交代で出動し診療に当っております。大学病院の先生方にも出動をお願いし、制度をしっかりと維持しています。
これまで、江戸川区の北部に位置していた医師会館から、区の中心地である一之江駅に程近い西瑞江5丁目に移転できたことにより、区民の方のより一層利用しやすい環境が整いました。これからも、夜間・休日急病診療所の認知度を高めるため、いろいろな機会を捉え周知活動を行なってまいります。

 

看護専門学校について
  現在の江戸川看護専門学校の前身である、江戸川看護高等専修学校ですが、昭和37年4月に准看護婦学校として設立され、昭和52年に専修学校の認可を受けて、江戸川看護高等専修学校と校名を改称し、平成27年3月に閉校するまでの52年間で卒業生3,312名を輩出し資格試験の合格率も100%を維持してきました。
当医師会は、平成26年度で准看護師養成課程を終了させ、平成27年4月に、本会の信条である「地域医療への貢献」を基とした、看護師養成3年課程(全日制)江戸川看護専門学校を開校いたしました。
平成30年3月に看護専門学校となって初めての卒業生を社会に送り出し、第107回看護師国家試験では、合格率97.1%という素晴らしい結果を得ることができました。これからも、看護師としての基本的な知識と技術を教授し、地域医療に貢献できる人間性豊かな看護専門職を養成してまいります。

 

医療検査センターについて
  医療検査センターは、昭和45年9月に会員医療機関の検体検査を目的に共同施設として設立され、平成11年3月からは船堀にあるタワーホール船堀の6階で運営しています。平成20年から実施している国保健診(特定健診・特定保健指導)では、40歳以上から65歳未満は検査センターで、65歳以上から75歳未満は区内医療機関で実施されていて、その画期的な健診体制が全国的にも高く評価されています。特に、特定保健指導は行政と緊密な連携のもと、採血後40分で階層化され即日結果を出すという、最先端の江戸川スタイルを確立し、平成26年には「第3回健康寿命をのばそう!アワード」厚生労働大臣優秀賞を受賞するという栄誉を戴くことができました。
その他の年代の方に対しても、江戸川区では、40歳未満の区民健診が区内の区民施設で、75歳以上の長寿健診が区内指定の医療機関で無料で行なわれ、あらゆる年代の健診体制が充実しています。

 

がん対策について
  現在江戸川区が中心となってがん予防の取組みを積極的に進めており、医師会も協力してがん対策に力を入れています。 江戸川区では、このうちのがん検診受診率を現在の約10%から大幅な向上をめざし予算化しています。年齢制限はありますが、胃がん、乳がん、肺がん、前立腺がん、大腸がんの検診は医療検査センターで、また、子宮頸がん検診は区内指定医療機関で取り扱っており、大腸がん、前立腺がん検診については、区内指定医療機関でも取り扱っております。平成27年1月から乳がん健診受診率向上のため、東京臨海病院と江戸川病院でマンモグラフィを主とした検診も行なっています。

 

 以上特徴ある事業についてお知らせいたしましたが、その他多くの事業を通じて、江戸川区医師会は地域住民の社会福祉、健康増進のため日々研鑽努力してまいりますので宜しくお願いします。