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健康ワンポイントアドバイス
子宮頸がんって怖いの?
 最初に大事な標語を覚えてください。
「子どもにはワクチンを。20歳になったら検診を。」

 子宮は妊娠したときに赤ちゃんを育てる大切な臓器です。その入口にできるがんを子宮頸がんと呼びます。原因の多くはヒトパピローマというウイルスです。
これは決して珍しいウイルスではなく、性交渉の経験がある女性の80%以上の方が感染しています。しかし、感染者のうちの90%の方は、自分の免疫力でウイルスをやっつけてしまいます。残念ながら感染した人の数%ががんになりますが、原因がウイルスなので、ワクチンで予防できます。予防には、性経験の無い人が効果的であるため、「子どもにはワクチンを」なのです。
しかし幾つか問題もあります。
 一つには予防の薬なのでウイルスに感染してしまったら効果がありません。そしてもう一つ、全ての人に効く訳ではありません。では「ワクチンが効かない、そしてウイルスが出ていかない人」はみんながんになってしまうのでしょうか?いえいえ大丈夫。ウイルスに感染してからがんになるまでは数十年かかります。ですから、がんになる前に異常を見つければ大きな手術をしなくても済みます。その方法を細胞診といいます。婦人科の外来で行うとても簡単な検査です。がんになったり、それが進行したりしたら子宮や膀胱(ぼうこう)、腸まで取らなければなりません。早い時期に見つければほんの小さな手術で済みます。
 残念ながら最近、20歳~30歳代の女性に進行した子宮頸がんが多く見つかっています。これは、若い世代の女性に、検診がなかなか周知されなかったからです。もう一つの標語、「20歳になったら検査を」がとても重要です。2年に一回、無料で子宮がん検診を受診することができます。ぜひ検診を受けましょう。
2013年3月1日発行 第1678号