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健康ワンポイントアドバイス
新しくなったHbA1C
~表示法の変更について~
 HbA1c(ヘモグロビンエーワンシ―)って知っていますか?最近、健診ではよく用いられるようになったので、ご存じの方も多いかと思います。HbA1cとは、過去1~2ヶ月間の血糖の平均のようなもので、糖尿病の診断や治療効果の判定等に使われます。
 HbA1c(正常値は4.6~6.2 単位は%、以下省略)は各国で測定されていますが、日本のHbA1cには今まで一つの問題点がありました。それは測定法の違いにより、日本だけが他国のものより約0.4%低く表示されるということです。そのため、海外の論文などではデータに0.4%の違いがあるため、結果の解釈に若干の混乱が生じていました。
 こうした他国との差をなくすため、今年の4月から、日本のHbA1cは測定値に新たに約0.4%を足すことになりました。これによって、今まで日本方式で6.1%だったHbA1cは、他国と同じ6.5%と表示されるようになったのです。ただ、今までの値に慣れていた方は、0.4%足されることで、血糖コントロールが悪くなったと解釈してしまう問題も生じてきます。
 こうした混乱を防ぐため、当面の間はNGSP値(国際標準値)と今までのJDS値(日本独自値)を2つ併記するようになっております。しかし、治療目標ではNGSP値を用い、健診では25年3月までJDS値を用いるなど、現在も混乱しやすい状況は続いています。
 今回改訂されたHbA1cの表示法に慣れるまで少々時間はかかるでしょうが、あまり惑わされることなく、今までと同様に良い血糖コントロールを目指していきましょう。
2012年11月1日発行 第1666号