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健康ワンポイントアドバイス
前立腺がんにご用心
 前立腺は男性の膀胱と尿道の接続部、つまり性器の付け根にあり、尿道を取り囲むミカンのような形をした臓器です。そのミカンの皮にあたるところから発症するのが「前立腺がん」です。前立腺の周囲組織(外腺)のため、尿が出にくくなるなどの症状が現れにくく、発見が遅くなりがちです。
 診断は、PSA(前立腺特異抗原)の血液検査および肛門から指を挿入して行う触診、超音波検査機器により前立腺の形や大きさを計測して行うものがあります。これらを総合的に判断し、がんが疑われる場合は入院の上、前立腺の組織を採取して、病理検査によりがんの確定診断をします。
 前立腺がんの細胞が確認できた場合は、がんの広がりを確認するため、腹部CT検査でリンパ節への転移の有無や、骨シンチRI検査で骨への転移の有無などを確認し、病期(ステージ)を決定します。
 がんの組織が前立腺の中に留まっている場合は、前立腺を摘出する手術や放射線による治療を行いますが、転移があった場合は、注射や薬を飲む内分泌療法などの全身療法を行います。
 前立腺がんは、進行してから発見されても、がんの進展がゆっくりであるため、内分泌療法が効果的であり、治療も可能です。
しかも、血液中のPSAを調べることにより、ある程度早期に発見できます。
区のがん検診のほか、かかりつけ医などで採血をして、PSAの値が4ng/dl以上なら、泌尿器科専門医のいる医療機関の受診をお勧めします。
2012年9月1日発行 第1660号