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健康ワンポイントアドバイス
「外傷性リハビリテーション」
 外傷性リハビリテーションとは、事故などで脳や脊髄の損傷、手足の脱臼、骨折などを負った結果、筋力が低下したり、関節の動きが悪くなったりした場合に、可能な限り元の状態に回復させる訓練のことです。
 このリハビリは、スポーツによるけがの場合にも行われます。治療には、体の状況に応じた様々な方法があります。
 治療の中心は「運動療法」で、関節の動きをよくする訓練と筋力強化があります。骨折などで長期間寝たきりでいると、関節を動かす筋肉や靭帯、関節を覆う膜に含まれるコラーゲンが硬くなり、関節全体が動かなくなります。この症状は肩や足の付け根(股)、ひざ、足首で起こりやすく、体を動かすにも支障が出てきます。そのため、できる限り発症したその日から訓練を始めます。また、筋力強化は関節を動かさずに行う運動から始め、筋力や動きがある程度回復した時点で負荷を増やし、器具による運動へと進めていきます。
 日常生活における動作指導は、生活に必要な食事、着替え、排泄、入浴などの動作のうち、できない動作や行為を、現状の機能でどのように効率的に行うかを考えます。「温熱療法」は、患部を温めることにより循環作用を改善させて痛みを抑え、新陳代謝を促します。「電気光線治療」は筋肉が衰えることを防ぎ、また、痛みを和らげるために、低周波、極超短波、超音波などの機器を用います。「水治療」は水の特性である浮力や粘性を利用し、プール内で筋力増強運動、歩行練習を行うもので、温熱効果によって痛みを和らげる作用もあります。
 かかりつけ医と相談の上、適切なリハビリを進めていきましょう。
2011年10月1日発行 第1626号