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健康ワンポイントアドバイス
不妊治療
~我が子と出会うために~
 不妊症とは避妊をせず、普通の性生活がありながら2年以上妊娠しない状態をいいます。
 妊娠の成立までには、排卵・受精・着床という過程があります。卵巣より排出された卵子(排卵)は卵管内に入り、そこでタイミングよく精子と出会うことにより受精卵となり(受精)、子宮内に進み子宮の内膜に入り込む(着床)ことにより妊娠が成立します。
 不妊症の原因としては、これらの過程における①タイミングの問題、②排卵障害、③卵管の通過障害、④男性因子(精子の数、運動が十分でない)などが考えられます。
 不妊治療には、基本的にはタイミング療法が行われます。基礎体温表、超音波検査などで排卵日を予測し、夫婦生活のタイミングを指導します。②においては、排卵誘発剤などで排卵を促し、タイミング療法を行います。しかし③においては、自然には卵子と精子が出会えない状態にあるため、主に体外受精による治療が選択されます。その場合、卵巣内より卵子を採取し体外で精子と合わせ、受精した卵子を子宮内に戻します。④では、精子数増加のため男性への治療や人工授精(精子を子宮内まで注入)、重症例では体外受精に加え顕微授精(顕微鏡下で卵子内に精子を注入し、受精した卵子を子宮内に戻す)による治療が選択されます。また、明らかな不妊原因はなく、タイミング療法で妊娠できない場合は、人工授精、体外受精へとステップアップした治療が検討されます。
 以上が、不妊症の主な原因と治療法です。妊娠を望んでもなかなかできない、月経が不順である、月経痛が強いなど、何か心配なことがあれば早めに産婦人科医に相談しましょう。
2011年7月1日発行 第1616号