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健康ワンポイントアドバイス
レジオネラ症
 レジオネラ症は、レジオネラ属菌という細菌によって起こる感染症です。レジオネラ属菌は、一般的に土壌や河川・沼地などの自然界に広く生息しています。感染経路は、その自然環境から、人工環境水(空調設備に用いる循環水、循環式の入浴施設、24時間風呂、加湿器など)の中に入り込み、衛生管理が不十分であると菌が繁殖し、これらの水から発生する細かい水滴(エアロゾル)を、人が吸い込み、感染します。
 レジオネラ症には、「ポンティアック熱」と「レジオネラ肺炎」の2種類の病型があります。ポンティアック熱は、潜伏期間が1~2日で、全身倦怠感、頭痛、咳などの風邪に似た症状が現れ、数日で自然回復します。
 一方、レジオネラ肺炎は、潜伏期間が2~10日間。症状は高熱、咳、頭痛、筋肉痛などで、進行すると呼吸困難や意識障害などを併発します。治療は抗生物質で可能ですが、死亡率は15~30%と高く、怖い病気です。
 レジオネラ肺炎を防ぐ上で気を付けることは、24時間風呂や加湿器などの水を常に衛生的に保つことです。また、温泉やレジャーランドなどの入浴施設に行った後、肺炎を発症した場合には、かかりつけ医にそのことを話すことです。レジオネラ肺炎の発症率は、菌を吸入した人の約5%以下と推測されています。つまり95%は発症しないわけです。これは感染症一般に言えることですが、たとえ感染しても発症しないように、日頃から免疫力を高めることも大切です。
2011年2月1日発行 第1599号