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健康ワンポイントアドバイス
脳卒中って、どんな病気?
 脳卒中は「脳の血管が詰まったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなり、脳の細胞が死んでしまう病気」で、日本人の病死原因の第3位、寝たきりになる原因の第1位です。脳卒中には、脳の血管が血栓などにより塞がる「脳梗塞」、脳の内部の血管が破れて出血する「脳(内)出血」、脳の隙間(クモ膜下腔)にある血管が破れて出血する「クモ膜下出血」の3種類があります。脳梗塞と脳(内)出血は半身が動かなくなったり、言葉が出にくくなったりするなどの症状が出てきます。クモ膜下出血は突然激しい頭痛で始まります。
 梗塞の範囲が広かったり、出血の量が多かったりすると死亡することもあります。死亡に至らず、後遺症を減らすためには、できるだけ早期に治療を始めることが大切です。血管が塞がっても、3時間以内に血栓を溶かす薬を投与すれば、脳梗塞にならずに済むこともあります。脳(内)出血も治療が早いほど出血量がより少なくて済み、その分、脳への圧迫も少なくなります。クモ膜下出血で最も怖いのは動脈瘤の破裂によるものです。これは数日の間に再破裂して命にかかわる可能性が高く、その前に動脈瘤を塞ぐ治療をしなければなりません。
 残念ながら脳卒中は早期に治療を始めても、社会復帰を困難にする後遺症が残ることも多く、リハビリや社会生活をサポートする体制も重要です。しかし、もっと大事なことは喫煙、お酒の飲み過ぎなどの悪い生活習慣を改め、高血圧・脂質異常症・糖尿病などをしっかり治療し、脳卒中を予防することです。
2010年12月1日発行 第1593号