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健康ワンポイントアドバイス
心疾患
 「心疾患」とは、全身へ規則正しく血液を送り出すポンプの働きをしている「心臓」に異常をきたす病気の総称です。生まれつき心臓に異常がある先天性の心疾患と、高血圧や糖尿病による動脈硬化などによって後天的に心臓に異常が生じたものに大別されます。
 先天性の心疾患は、心臓の筋肉や弁に異常が生じる病気で、心房または心室中隔欠損症、動脈管開存症、ファロー四徴症などがあります。このうち、心臓がポンプの機能を果たさない場合は、乳児期に手術をする必要があります。
 一方、後天性の心疾患には、不整脈、虚血性心疾患、心臓弁膜症、心膜心筋炎などがあります。不整脈は、脈のリズムが不規則になる病気で、治療の必要がないものから、緊急に治療しないと突然死をきたすものまであります。虚血性心疾患は、心臓に栄養を運ぶ冠動脈が、動脈硬化によって狭くなったり閉塞したりして心筋不全を起こす病気です。心臓弁膜症は、心臓の中にある弁が動脈硬化などにより正常に機能しなくなる病気です。いずれの病気も重症化すると心臓のポンプ機能が低下し、心不全を起こして死に至ることもあります。心膜心筋炎は、細菌やウィルスなどが心臓の筋肉やこれを覆う膜に感染し、炎症をきたす病気です。
 心疾患にかからないためには、動脈硬化を引き起こす高血圧や脂質異常、糖尿病などを予防することが必要です。健診などで高血圧などを指摘された場合には、医療機関を受診するほか、食生活を改善するなど、病状が進行しないようにしっかりと治療しなければなりません。心疾患に至ってしまった場合には、早急に専門的な治療を受けましょう。
2010年11月1日発行 第1590号