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ワンポイントアドバイス
肺炎球菌ワクチン
肺炎による死亡率は、医療の進歩で低下してきました。しかし、今もなお日本人の死因で4番目に多いのが肺炎です。肺炎で亡くなる方は、熟年者を中心に年間8万人にも達します。
70歳以上の方が肺炎にかかる主な原因は、「肺炎球菌」という細菌の感染によるものです。また、肺炎球菌は肺炎のほか、気管支炎などの呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などを引き起こします。
「肺炎球菌ワクチン」は、この肺炎球菌の感染を予防するワクチンです。近年、ペニシリンなどの抗生物質が効きにくい新しいタイプの肺炎球菌が増加し、その割合は全体の30%~50%にも及んでいます。「肺炎球菌ワクチン」はこのような抗生物質に耐性のある肺炎球菌にも効果があり、一回接種すると5年間有効です。また、副作用はインフルエンザワクチンと同じ程度で、接種部位が腫れ、軽い熱がでることがありますが、重い副作用はありません。
しかし残念なことに、このワクチンは肺炎球菌にしか効果がないため、接種をしてもほかの原因で肺炎になる場合があります。肺炎から身を守るためには、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンの接種とともに、規則正しい生活・食事と適度な運動で、体力、精神力を高く保つことが重要です。
◎区では、21年12月から、65歳以上の熟年者に対し、一回に限り、8,000円の接種費用のうち4,000円を助成する制度を開始し、22年度も継続して実施します。対象者は、かかりつけ医と相談の上、接種を受けましょう。
2010年4月1日発行 第1569号