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子宮頸がん
子宮は、妊娠・分娩に不可欠な女性特有の臓器です。近年、子宮の入口(頸部)に悪性腫瘍が発生する「子宮頸がん」が20~30代の方に急増しています。
子宮頸がんの初期には、あまり自覚症状がありません。性器出血などの症状を機に発見された場合は、既に病状が進行しています。治療のために子宮の摘出を余儀なくされ、以後の妊娠の可能性を失う場合もあります。しかし、初期の段階で発見されれば、ほとんどの場合は子宮を摘出せずに治療が可能です。
子宮頸がんは、ヒトパピローマウィルス(HPV)の感染が原因であると解明され、海外では以前からHPVワクチン接種による子宮頸がんの予防が実施されています。最近日本においても同ワクチンが認可され、10歳以上の女性を対象に接種が可能となりました。予防のため、HPVワクチンの積極的な接種とその効果が期待されます。
また、患者が増加している若年層だけでなく、中高年以降の年齢層も若年層とほぼ同じ罹患率にあるのが現状です。年齢に関わらず、早期発見・予防のため、症状が無い方でも2年に1度は子宮(頸)がん検診を受けましょう。
2010年3月1日発行 第1565号