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ワンポイントアドバイス
禁煙治療の最前線
日本の禁煙治療に対する本格的な取り組みは、たばこの規制に関する国際条約を批准した平成17年2月から始まりました。
禁煙治療の希望者は、自由診療と保険診療のどちらかで治療することになります。自由診療とは、薬局などで販売しているニコチンガムやニコチンパッチを購入し、自己管理で禁煙をする治療法です。一方の保険診療は、「一定の基準を満たした禁煙治療施設」と認定された医療機関で禁煙治療を受けることを言います。この治療を受けるには、以下の条件を全て満たすことが必要です。①直ちに禁煙しようと考えていること。②ニコチン依存症にかかわるスクリーニングテストで一定以上の依存症と診断されること。③「1日の喫煙本数×喫煙年数」で計算される指数が200以上であること。④禁煙治療について説明を受け、文書により同意していること、の4つです。また、通院回数や期間についても条件があります。
治療では、貼り薬(ニコチンパッチ)と飲み薬が処方されます。貼り薬は皮膚からニコチンを補給してイライラ感などの離脱症状を緩和し、効果が表れれば徐々にパッチのサイズを小さくしていきます。飲み薬は脳内に直接作用し、禁煙による離脱症状や切望感を軽減します。この薬にはニコチンは含まれていません。もちろん貼り薬も効果はありますが、飲み薬の方がより成功率が高いとの報告もあります。
まずは、専門の医療機関に相談し、自分にあった治療法を見つけましょう。
2009年12月1日発行 第1556号