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ワンポイントアドバイス
インフルエンザ
今年もインフルエンザの流行する季節がやってきました。インフルエンザは紀元前から知られています。急な発熱、咳、鼻汁、喉の痛みなどがあらわれ、肝炎や脳炎などの合併症により、抵抗力の弱い熟年者を中心に、多い年には全国で約2千人が死亡する恐ろしい病気です。特に気管支喘息、糖尿病、心臓病などの基礎疾患を持った方や未熟児だった子どもは重症化しやすいとされていますが、重い症状に苦しんだり、亡くなった方のほとんどは予防接種を受けていませんでした。インフルエンザを予防する最も効果的な方法は、予防接種を受けることです。
予防接種は、13歳未満は2回、65歳以上は1回が原則です。13歳~65歳は2回が原則ですが、基礎免疫があると判断された場合は1回でも十分効果があります。赤ちゃんは生後6か月から接種できます。免疫ができるには2週間ほどかかるため、身近に熟年者や乳幼児がいる方や受験生は、体力に自信があっても早めに予防接種を受けたほうが良いでしょう。卵アレルギーが心配な場合は、事前に皮膚テストを行ってから接種しますので、医師に相談してください。
インフルエンザウィルスは粘膜から細胞内に侵入して増殖し、症状があらわれるのは2日後ですが、抗ウィルス薬は発症から48時間以内に投与しないと効果は期待できません。今までは迅速診断キットを用いて早期に診断し、抗ウィルス薬を投与していましたが、この薬で若年層を中心に飛び降りなどの異常行動が出現して問題となっています。
薬に頼り過ぎることなく、事前に予防接種を受け、外出後はうがいや手洗いを必ず行いましょう。また、過労や睡眠不足など、心身のストレスを避けた規則正しい生活を心がけることも大切です。高熱、倦怠感などの症状があらわれたときは、すぐに医療機関で受診してください。
2007年12月1日発行 第1480号