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ワンポイントアドバイス
関節リウマチの新しい治療
関節リウマチは主に関節が侵される病気です。関節リウマチは関節の中の滑膜という組織が腫れ、増えた滑膜によって関節が破壊され、骨に変形をきたすのが特徴です。関節症状は徐々に進行します。
診断は、6週間以上持続する関節の腫脹やこわばりなどをみて行います。リウマチ反応という血液検査があり、健康診断などで陽性とされ、心配する方もいますが、正常な人の10%以上の方が陽性となり、リウマチ反応が陽性でも、関節が腫れる症状がなければ心配する必要はありません。
以前は、消炎鎮痛剤やステロイド剤を最初に使用し、リウマチ性の関節破壊がみられたらDMARDs(抗リウマチ薬)と言われる薬剤を加えていました。しかし、関節リウマチの関節破壊は発病の初期に急速に進む場合が多いことがわかり、最近は診断された時点からDMARDsが開始されるようになっています。メソトレキサートという免疫抑制剤が主に使用されます。副作用や合併症のため使用できない場合は、ほかのDMARDsを単独や組み合わせて使用します。
初期からDMARDsを投与することで関節破壊を最小限に抑えられるのですが、効果が充分ではないこともあり、この場合は生物学的製剤の使用を考慮します。この薬はリウマチの原因に近いところを抑えるので効果が期待できますが、結核などの副作用も有り得るので、発売当初は指定された医師の経過観察が必要でした。また、大変高価なことも問題点です。
いずれの薬剤も破壊された関節を正常に戻すことはできないので、初期に診断し治療することが大切です。治療にはこのほか、リハビリテーションや手術があります。これらを組み合わせて関節破壊を抑え、機能を維持していくことがリウマチ専門医の役割です。
2007年4月1日発行 第1455号