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メタボリックシンドローム
太っている人には二つのタイプがあることをご存じですか?下腹部・腰のまわり・太もも・おしりの皮下に脂肪が蓄積する皮下脂肪型肥満(洋ナシ型)と、内臓の周りに脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満(リンゴ型)です。このうち、怖いのが内臓脂肪型肥満で、これを放置すると正常な人と比べて約2倍のスピードで動脈硬化が進み、心筋梗塞・狭心症・脳梗塞を引き起こしやすいことがわかってきました。
そこで、メタボリックシンドローム(代謝症候群)という定義が作られました。その診断基準は、①ウエスト径(腰の一番細いところではなく、へその周りで測定)が、男性85cm以上、女性90cm以上、②高トリグリセライド(中性脂肪)血症150㎎/dl以上または低HDL(善玉コレステロール)血症40㎎/dl未満、③収縮期血圧130mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上、④空腹時血糖110mg/dl以上です。①のウエスト径は必須条件で、そのほか2項目以上を含むものをメタボリックシンドロームとされます。
この病気の最大の問題である内蔵肥満は溜まりやすいものですが、適度の運動などにより容易に燃焼します。そのため、日常の努力で改善することができます。内臓脂肪が溜まりやすい食事、つまり脂っこいもの、甘いもの、カロリーが高いものを控え、繊維質が豊富な緑黄色野菜をとり、バランスの良い食事を腹八分目にします。そして、会社や学校の行き帰りに、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使い、バス停一つ分歩くなど身近なことから始めて予防しましょう。
2005年11月1日発行 第1402号