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ワンポイントアドバイス
子どもの下痢
子どもはよく下痢をします。そのほとんどは細菌やウィルスが腸管に感染して起こるもので細菌性下痢症、ウィルス感染性下痢症とよばれています。
細菌性下痢症は、公衆衛生の進んだ先進国では、発症数は少なくなりました。ただ、下痢の回数が1日に8~10回以上だったり、熱が高かったり、粘血便といわれる、はがれた腸の粘膜や血液が混じった便が見られるときは、その疑いがありますので注意が必要です。
子どもの下痢で最も多いウィルス感染性下痢症は、比較的冬に多く発症し、乳幼児では便が白っぽくなるという特徴があります。原因となるウィルスで有名なものには、ロタウィルス、アデノウィルス、ノロウィルスなどがあります。最近は、ノロウィルスによる胃腸炎が幼稚園や保育園で流行しています。発生理由は、便を介した人から人への感染、唾液などによる飛沫感染、貝などの食べ物を介した感染など様々で、園内で集団発生したときには、人から人への感染なのか、食べ物を介した食中毒によるものかの判断は難しくなります。
ノロウィルスは、感染力が強く、ごく少量のウィルスが口から入っただけでも発症します。一緒に生活しているだけで感染してしまうこともあるほどです。
予防するためには、うがいや手洗いをこまめに行うことが大切です。食べ物を介した感染は加熱調理をすることで防げます。
ウィルス感染による下痢は、だいたい1週間以内で治ります。薬による治療もありますが、食事療法が基本となります。脱水症状を起こさないように、上手に水分や食事を与えましょう。母乳ならそのまま与えます。
下痢がひどいときは、ミルクを半分程度に薄めたもの、イオン飲料、お茶、野菜スープ、りんごのすりおろし汁などを与え、症状が良くなってきたら、おかゆなど消化のよいものから徐々に普段の食事に戻りましょう。
2005年8月1日発行 第1393号