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ワンポイントアドバイス
ロコモティブシンドロームを理解しよう
ロコモティブシンドロームとは、骨、関節、筋肉などの運動器(自分の意志で動かすことができる身体(からだ)のパーツ)が衰えて歩行・移動機能が障害された状態のことで、悪化すると自立した生活ができなくなり、要介護・要支援に陥ります。
皆さんは健康寿命という言葉をご存じでしょうか。健康寿命とは元気で活動できる期間のことですが、平均寿命との較差は10年から13年といわれています。若いうちから、この較差をできるだけ短くするために身体を鍛えておこうという目的で、2007(平成19)年に「ロコモティブシンドローム」が提唱されました。
具体的には、「階段を上る際に手すりが必要ですか?」とか、「家の中ですべったり転んだりしますか?」などという7つの質問(ロコチェック)や、若い人に対してはロコモ度テストという3項目のテストで自分の運動能力を測り、衰えているようならスクワットや開眼片脚起立からなるロコモーショントレーニングなどの運動を行います。
現在、日本は既に超高齢社会になっていますし、2025年から2035年にかけてそのピークを迎えることが確実視されています。自立できず介護が必要な人が増えてくれば、国家財政を圧迫する要因にもなります。第一、自分自身も老後に他人の世話にならない人生を送りたいことでしょう。そのためにはロコモティブシンドロームを理解し、予防に努めることが重要です。何といっても健康寿命あっての、幸福寿命なのですから。
2017年7月1日発行 第1842号