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ワンポイントアドバイス
頭痛はきちんと見分けよう
頭痛は一つの原因で起こるとは限りません。風邪をひいたときなどに起こるのは発熱・筋肉痛などで引き起こされる「急性頭痛」です。それとは異なり何日も繰り返して続く頭痛は「慢性頭痛」と呼ばれ、原因があるものとないものとに分かれます。特定の原因があるものは「二次性頭痛」と呼ばれ、くも膜下出血や髄膜炎、脳腫瘍などの病気が潜んでいることもあります。こうした病気は神経内科や脳神経外科で専門の検査をする必要があるので注意が必要です。
一般的に多い頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛と呼ばれる特定の原因がない「一次性頭痛」です。このうち緊張型頭痛は肩こりや運動不足が原因で生じるもので、痛みがあっても自然に回復する傾向があり、市販の解熱鎮痛剤でも効果が期待できます。しかし、「ズキンズキン」「ドクンドクン」と痛み、吐き気を伴う片頭痛は解熱鎮痛剤の効きが悪く、専用の薬を使わないと楽になりません。また、親が片頭痛持ちだと子どもが「頭痛で朝起きられない」「急に腹痛で動けなくなる」などの片頭痛に由来する症状から不登校や保健室通いの原因になることもあります。片頭痛は脳の画像検査では異常がないことが多く、医療機関を受診しても投薬や生活指導を受けられないケースもあり、鎮痛剤の使用が増えて「慢性連日性頭痛」に進化してしまう場合も多くみられます。治りにくい頭痛でお悩みの方は、日本頭痛学会のホームページに掲載されている頭痛専門医にご相談ください。
2017年3月1日発行 第1829号