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ワンポイントアドバイス
爪白癬
ある日、久しぶりに足の爪を切ろうと思って、よくよく見ると足の親指の爪が中ほどまで白く濁っているのに気付きました。「ひょっとしたら、これは何かの異常なのか」と心配になってきました。「爪は皮膚の一部なのかも?だったら皮膚科に行ってみよう」と皮膚科を受診しました。皮膚科の先生は、爪をルーペで見た後、爪の一部を採り、顕微鏡で検査してくれました。先生は、「これは爪の水虫(爪白癬)ですね。皮膚糸状菌というカビの一種がケラチン(爪の構成成分であるタンパク質)を栄養源にして生じているのですよ」とのこと。
この菌が爪に侵入すると、爪の先端が厚くもろくなり、爪の付け根の方に向かって白や黄色に濁っていきます。通常、痛みもかゆみもないので気付かないことが多いのですが、日本では足の水虫を患っている10人に1人が爪白癬にかかっていると報告されています。爪白癬は40歳ごろからかかる人が多くなり、70~80歳がピークとなります。加齢以外に、糖尿病であったり免疫力が落ちたりしている人も爪白癬の発症率が高いといわれています。
先生は「幸い、あなたの場合は爪の先端部分だけなので、最近使用されている外用薬で治療できそうですね。もし、気付くのが遅く、爪全体が白く濁ると、飲み薬を長期間服用しても治らない場合があるのですよ」とのこと。早期発見のおかげで、6ヵ月ぐらいで爪の濁りは無くなりました。
爪の白い濁りは爪白癬以外でも生じることがあります。早めの対策が重要ですので、爪の濁りを見つけたらすぐに皮膚科へ行きましょう。
2017年2月1日発行 第1826号