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健康ワンポイントアドバイス
CT検査をご存知ですか
 CT検査ではX線を使い、体を輪切りにした断面像を撮影します。まずCT検査の原理を説明します。X線の透過しやすさは、臓器や組織によって異なります。骨やカルシウムなどはX線を透過させにくく、空気や脂肪などはX線を透過させやすい、という特徴があります。
 患者さんは検査の際、CT装置の寝台の上であおむけになります。そして、寝台の周りに向かい合って配置された管球(X線発生器)と検出器(透過したX線量計測器)を回転させて撮影します。撮影した断面を細かな升目に分割し、透過したX線量をコンピューターで処理し、それぞれの升目でどれくらいX線の透過が低下したか(吸収されたか)を計算し、白黒の濃淡で表示し画像を作成します。通常、X線を透過させにくい部位が白く、透過させやすい部位が黒く表示されます。
 最近のCT装置では、管球と検出器を連続して回転させて寝台を定速移動させることにより、切れ目のない連続した升目のデータが得られるようになりました。このデータを再構成することにより、輪切りの断面像ばかりではなく、見たい方向の断面像が得られるようになり、また、3次元画像の表示も可能となりました。
 CT検査は癌(がん)などの腫瘍の診断、動脈瘤(りゅう)などの血管の診断、肝臓・胆のう・膵臓(すいぞう)・腎臓などの臓器の診断や、腹痛・背部痛の原因を診断することなどの幅広い領域に使用されています。CT検査は、画像診断領域における主要な役割を担っています。
2016年4月1日発行 第1796号