トップページインフォメーション健康ワンポイントアドバイス > 健康ワンポイントアドバイス詳細
健康ワンポイントアドバイス
糖尿病網膜症
 糖尿病網膜症は現在、日本における失明原因の第2位である大変怖い目の病気です。血糖コントロール不良の糖尿病が長く続くと発症し、カメラでいえばフィルムに当たる網膜の細い血管が傷ついてボロボロになり、網膜内へ出血を起こし、血液内の水分や脂肪が漏れ出てきます。
 さらに、網膜の中心にある黄斑という、私たちが物を見ている解像度が最も良いところに浮腫(むくみ)が生じたり、新生血管という非常にもろい血管が生じることで眼内に出血したりし、視力が低下してしまいます。
 治療は血糖コントロール、薬物治療、レーザー光線による網膜光凝固術、硝子体手術がありますが、治療をしても視力視野障害や失明に至ってしまうこともあります。
 糖尿病網膜症がある程度進行してしまうと、いくら血糖値を正常にコントロールをしてもそのまま進行してしまいますので、日頃から継続した厳密な血糖コントロールを心掛けるようにしましょう。また血糖だけでなく、高血圧、脂質異常症、肥満など生活習慣病も網膜症の発症、進行に関係しますので、十分気を付けましょう。初期の糖尿病網膜症は視力低下の自覚が無いため、かなり進行してしまってから発見されることも多くあります。内科で糖尿病と診断されたら、必ず眼科も受診するようにしましょう。
2014年11月1日発行 第1740号