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健康ワンポイントアドバイス
強迫性障害
 家の鍵やガスの元栓をきちんと閉めたか、手はきれいに洗えているだろうか、つい不安になって確認してしまうことは、多くの人が経験していると思います。しかし、その不安が度を越して、何度も何度も確認しても安心ができなくて日常生活に支障が出ている場合は、強迫性障害かもしれません。
 強迫性障害は、自分でも不合理だと分かっていても、そのことが頭から離れず、何度も同じ行為を繰り返してしまう病気です。
自分の意思に反して頭に浮かんでしまって払いのけることのできない考えを
「強迫観念」、ある行為をしないではいられないことを「脅迫行為」といいます。
例えば、車を運転中に、誰かを誤ってひかなかったかと心配になって何度も道を引き返して確認する、正しい順序や左右対称など一定のルールに執着する、不吉な数字や幸運な数字に異常にこだわる、といった症状が認められます。
全人口の1~2%の人が発症するといわれています。
 この病気の原因はまだよく分かっていませんが、脳内の神経伝達物質のセロトニンが関係していると考えられています。治療法としては、薬物療法と認知行動療法があります。
 強迫性障害は、誰もが日常の中で経験することが過剰になった状態です。
どこまでが正常で、どこからが病気であるかの判断は難しいところですが、日常生活や社会生活に支障が出ている場合は、専門の医療機関を受診することが必要と考えられます。
2014年7月1日発行 第1728号