《爪甲肥厚症(そうこうひこうしょう)》
最近、足の爪が厚くなる人が増えています。これを「爪甲肥厚」と言い、治療が必要な状態を「爪甲肥厚症」と呼びます。爪甲肥厚症の主な原因として、爪白癬(つめはくせん)(水虫)や深爪、ハイヒールの長時間の使用、靴による摩擦やつけ爪などがあり、正常な爪の成長を妨げ、前方に伸びる事ができずに厚くなってしまいます。悪化すると自分で切れなくなったり、靴が履けなくなったり、巻き爪が生じたり、高齢者では転倒の危険が高まります。爪甲肥厚があれば、まず、白癬菌の有無を確認します。
本来、爪は歩行することで常に下からの圧力がかかり、扁平(へんぺい)な形を維持し前方に伸びていきます。しかし、足底からの圧力がない、例えば、寝たきりの状態では自然に湾曲し前方に伸びなくなってしまいます。
また、年を取ると足の外側に体重をかけて歩くようになるため、親指の爪にかかる圧力が減り爪甲肥厚を生じます。
主な治療として次の方法が挙げられます。爪白癬の場合は白癬に対する治療を優先し、次に靴を見て、/少跡(しょうし)側が拇趾(ぼし)側よりすり減っていたら足の親指に力を入れて歩く/寝たきり状態ではベッドの足側に板を立てて置き足踏みをする/深爪をしない(親指に力を入れた状態で、上から見て皮膚が爪より先に出ない程度に爪を伸ばす)/ヒールのない靴をなるべく履く/靴による圧迫がある場合は足底板の使用や靴の選び方を再検討する/爪が厚くなり過ぎたときは薄く削る。
予防としては、足の指でグー・チョキ・パーをしたり、足の指で何かをつかんだりするなどの体操や尿素配合クリームを爪に丁寧に塗り込み保湿効果を高めるフットケアなどがあります。
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