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健康ワンポイントアドバイス
白内障
 人の目はカメラのレンズに例えることができます。レンズは医学用語で水晶体と言い、健康な水晶体は透明で光を良く通します。そして、水晶体が濁ってしまうのが白内障です。カメラのレンズが曇っていると写真がぼやけてしまうのと同じように、水晶体が濁るとすりガラスのようになり、視力が低下し見えづらくなります。
 自覚症状としては、かすんで見える、まぶしくなる、明るい所でも見えにくい、物が二重に見えるなどが挙げられます。白内障の主な原因は加齢なので、誰でも年齢とともに水晶体が濁ってしまいます。年齢が80歳以上になると、ほぼ全ての人に白内障による視力の低下が認められます。
 その他、糖尿病などの全身の病気、アトピー性皮膚炎、薬の副作用やけがなどでも白内障になることがあります。日常生活に支障がないようなら、点眼薬で白内障の進行を遅らせます。しかし、点眼薬は進行を遅らせることはできますが、残念ながら水晶体の濁りを回復させることはできません。
 日常生活に支障が出るようになったら手術を行います。手術では濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを入れます。昨年に行われた白内障の手術は、全国で約110万件にのぼります。手術は怖いというイメージがあると思いますが、白内障の手術は日々進歩していますので、担当医師とよく相談して準備を進めると良いでしょう。目がかすむなどの症状が現れたら一度眼科を受診してみましょう。
2017年12月1日発行 第1857号