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| 医学メモ「転倒予防」 |
「転倒」とは、自分の意思からではなく、地面またはより低い場所に、膝や手などが接触することと定義されています。高齢化社会を迎えたわが国では、熟年者の転倒が大きな問題となっています。なぜなら、転倒して骨折などの外傷を受けると、その恐怖・不安などで日常生活の動作が低下してしまい、体が弱って寝たきりとなってしまうことが多いからです。
日本では1年間に約10~20%の人が転倒していて、特に女性が多く転倒しています。転倒の原因は、人の内部の原因と外部の原因があります。内部の原因としては、病気や老化があげられます。中でも老化による身体機能の低下が原因で多くの転倒事故が起こっています。外部の原因としては、階段、床、敷物の状態や、スリッパなどの履物、電気器具のコードがあげられます。
転倒を予防するには、外部の原因をできるだけ取り除き、内部の原因による身体機能の低下をできるだけ抑え、改善していく必要があります。身体機能の改善は、足・腹・腰を強くし、バランス能力、歩行能力、柔軟性を高める運動をすることで達成できます。
特に、足の筋力の低下は、「歩く」「階段を上がる」「立つ」「座る」といった動作に支障を来し、バランスの崩れを修正できずに転倒の危険性を高めますので、足の筋力強化が重要です。また、足の筋力強化に加えて、バランス能力などを高める運動で、歩行時などに起こる「ふらつき」を予防していきましょう。このような運動を習慣化することで身体機能の改善が期待できます。 |
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