医学メモ「たばこの害」
 たばこの煙には4,000種以上もの化学物質が含まれ、そのうち有害物質は確認されているだけでも270種に上ります。そのため、たばこを吸うと様々な健康被害が出ます。 一例として、肺の組織が壊れて徐々に呼吸が困難になる慢性
閉塞性肺疾患にかかりやすくなります。また、肺・喉頭・食道がんをはじめとする様々ながんや、動脈硬化を促進するため、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳梗塞などにかかる危険性が高くなります。ほかにも、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、歯槽膿漏などの歯周病にかかりやすくなります。
 喫煙は「緩慢なる自殺」といわれるように、一本吸うと11分ほど寿命が短くなり、吸わない人に比べると5~8年も寿命が短くなるといわれています。また、たばこを吸う妊婦は、流産・早産・死産・低体重児出産の危険性が高まります。たばこを吸わない人でも、たばこの煙による受動喫煙によって健康被害を受けます。
 たばこに含まれるニコチンには依存性があり、吸い始めるとなかなかやめることができなくなります。たばこを吸っていない人はこれからも吸わないようにし、吸っている人は自分や周りの人の健康のためにも喫煙をやめましょう。