医学メモ「子どもの発熱」
 乳幼児は体温が高めのため、37.5℃以上が発熱の目安の体温になります。では、どうして熱は出るのでしょうか?子どもの発熱は、ほとんどがウィルスや細菌の感染症によるもので、自分の体を守るために熱を出して闘っているのです。熱が出るということは体にとって決して悪い反応ではありません。しかし、そのために水分が摂れない、あるいはぐずって眠れなくなる状態が続くと、脱水症状を引き起こしたり、体力を消耗したりします。そこで解熱剤を使うかどうかとなりますが、単に熱があるからというだけでは、解熱剤は使わない方が良いでしょう。
 子どもが発熱したときは、年齢や症状によって対応が異なります。4か月未満のお子さんは、髄膜炎などの重い病気の可能性もあります。昼間はかかりつけ医、夜間・休日には医師会夜間急病診療所や休日急病当番医で早めに受診しましょう。入院が必要になることもあります。4か月以上の乳幼児の場合は、意識がおかしい、あるいは痙攣しているなど、普段みられない症状がなければあまり慌てず、夜間の発熱は翌朝まで様子を見てから、かかりつけ医で受診した方が良い場合もあります。ただし、昼間の発熱は、夜に高熱になることもありますので、昼間のうちに受診しておいた方が良いでしょう。
 これからインフルエンザが流行する時期になります。夜間、急に発熱しインフルエンザかなと思ったときでも、慌てずに翌日受診した方が良い場合もありますが、意識の状態には十分気をつけてください。インフルエンザ予防接種はできるだけ早く受けた方が良いでしょう。